6月15日〜ギャング同盟…

普段は朝起きられないので行かないのだけど、今日は珍しく早起きしてラピュタのモーニングを観に行きました。未見である深作欣二監督の『ギャング同盟』です。すると、ラピュタガールが”1963年、関川秀雄監督作品、『東京アンタッチャブル 脱出』云々〜”とお約束の前説を始めたではありませんか。その子の方をちらりと一瞥すると、どう見てもルーキーです。”ああ、この子はまだ新人だから間違えちゃったんだなぁ”と思い、”ドンマイ!”と心の中で励ましてあげました。”キミ、違ってるよ!”などと神経質に訂正するお客は一人もおらず、大人の僕たちは新人に対して寛容でした。そして、新人ラピュタガールがはけて映画が始まると、すぐにスクリーンには『東京アンタッチャブルのタイトル、続けざま『脱出!』と叩き付けるような文字が画面いっぱいに。”え?なんで?!”と思ったときはもう遅い、どうやら間違っていたのは僕の方で、結局最後まで半信半疑のまま大して観たくもなかった映画を全部観てしまいました(家にビデオあるのにな…)。まだ納得がいってなかった僕は終映後、ラピュタに置いてあったチラシを手にとってこっそり確認。それによると、うーん、やっぱり『ギャング同盟』は昨日で終わっていた…。誰か僕に”ドンマイ!”と言っておくれ!


それから渋谷に移動。ラピュタからヴェーラまでは原チャで15分。着いたとき『トラック野郎』は始まったばかりだったが、途中から入る気にもなれず、とりあえず『温泉みみず芸者』の時間まで人と談笑、1時間半以上そうしてロビーでぐだぐだしていたが、急にロビーがわさわさ混み出してきたのでなにか急にヴェーラで映画を観る気がなくなり(満席とか窮屈で疲れるし)、ラピュタにとんぼ返り。というのは、桜田淳子の『愛の嵐の中で』が実はみみず以上に気になっていたというのもあり。ヴェーラが混み始めたことも相俟って、やっぱ桜田淳子のミステリーを観ようと、自分の心には素直に。
ところが上映10分前ぐらいにラピュタ入りしたら物凄い人だかりで、桜田淳子にここまでの集客力があるとは!?と度肝を抜かれ、アノ教会か!?と思って、もぎっていたラピュタガールに”今日はトークでもあるんですか?!”と聞いたら、”トークは昨日だったんですけど、今日は関係者の方がたくさん来てるので…”という回答。確かに業界っぽいおじさんおばさんがいっぱい。結局、補助席も全部埋まる満席で、チケットは買えず、そのままとんぼ返りで家路についたのでした。
”いったい俺は何しに来たんだ!?”という一日、今日は朝から、意味ないじゃーん!


追記
ある方の日記で今気づいたが、そーいや新文芸坐の『こち亀』の日にちもすっかり忘れてました(まあ以前に亀有のシネコンで観たからいいけどさぁ、と負け惜しみ。ほんとは観たかった)。若年性アルツ君になったかも知れません、ぼかぁ。