GO TO DMC!!!!『デトロイト・メタル・シティ』&チェブラーシカ危機一発!!!!


9月3日、池袋で『デトロイト・メタル・シティ』を観ました。春先に福岡へ十日ばかり行ったときに人から借りて知った漫画で、宅配ピザの宅配範囲にも入っていない人里離れた九州奥地の深夜の娯楽はDMCを読むしかなかった、だから繰り返し繰り返し連日読んだ。60〜70年代のおっぱいが出る映画でなければ頑なに観ることを拒否する僕が封切り映画、しかも連日立ち見でナウいヤングでごった返してる映画を観に行くなんていままででは絶対に考えられないことですが(普段行っているシネマヴェーラ渋谷ラピュタ阿佐ヶ谷との客層の違いに圧倒された。完全にアウェー)、これもすべてクラウザーさんのなせるわざなのです。
映画はというと、不覚にも泣いてしまいました(結構何度も…)。別に感動的な演出を狙ってるようなところではなく、昔からバシタとかに”そこ泣くとこじゃない!”と言われるところで感極まってしまう男なのでほっといてください。眼鏡が涙で汚れた…。原作ファンには賛否両論あるかと思いますが、僕は面白かった。カミュの蛇スティックが大好きなので(漫画はここのカット割りが泣けるんだ)、それを含めてラストのバトルは、うーむ…でしたが。映画のようにただ「KILL」と書いただけじゃダメなんです、何故そうなのか、その伏線があってこそバトル後のジャックイルダークのギター渡しも感動するんです、涙するんです。でもまあ現在連載中の漫画と単発の映画じゃ、どこに重点を置くかでやはり異なっちゃうのは仕方ないし、僕は根岸=クラウザーと相川さんの恋愛物語もあれはあれで全然嫌いじゃない。二律背反する根岸=クラウザーの葛藤と苦悩と悲哀が漫画の最大の面白さだが、映画では根岸君はクラウザーさんのことを受け入れてしまう、認めてしまうんだね、僕が帰る場所はDMCファンたちが待つここなんだと、制作者はその根岸君の心の変化に、青春映画お約束の失意からの復活に感動を求めようとするんだけど、いまいち乗れなかった。でもクラウザーさんが「甘い恋人」歌ったのには笑ったよ!
メルシーのエピソードはクラウザーさんとの絡みを描かなければ片手落ちだし、ヒーローショーでも赤だけがクラウザーさんの味方にならなければメリハリがないじゃないか。それと漫画での下品!下劣!下衆!っぷりが薄められていたことも残念。成人指定とは言わないまでもR-15指定にして作って貰いたかった。ファック!ファック!ファック!!!
クネクネしてキモい松山ケンイチが良く、大倉孝二を筆頭にクラウザーさん信者らがとても良く、金玉ガールズ美波は可愛かった(ちょっとしか出なかったけど)
あ、そうだ新幹線の先頭乗ってくるクラウザーさんに爆笑、その他映画オリジナルのエピソードもなかなか笑えました。劇中の音楽に関しては詳しくないので語れません。


池袋のフクロウもクラウザーさんモード。



映画までの時間潰しに立ち寄った池袋のどっかのビルの店でチェブラーシカ危機一発」を買いました。

レジに持って行くと、するとレジのお姉さん開口一番「プレゼント用ですか」ときたもんだ。思わず「いや、自分用なんだけど!」と心の中で叫ぶ。おっさんが自分用にチェブラーシカグッズを買ったっていいじゃないか!
しかし買ってはみたものの、これで一緒に遊んでくれる相手もいないので、帰宅してから一人二役になって遊んでみました。遊んでる光景を携帯で動画に撮りました。もちろん一人なので、撮影者も含めたら一人三役です。
不思議だな、なんか目から汗が出てきたよ。