オシャレなフランス映画が好きだと言って憚らないトンガリキッズたちへ

ああ〜ん?ファッションリーダー気取りか?しゃらくせえんだよ!
と言いつつも、”ヨーロッパの映画好き〜”と可愛らしく言えば女にモテてモテてしょうがないというド偏見があるmigimeは、毎年元旦に”今年はオシャレな外国映画を観る!そして今年こそモテモテ人生!”と確かに密かに心に誓うのであるが、結局一年終わってみると外国映画なんてせいぜい5本観てたらいい方、いっつも。僕がゴダールを今でも一本も観たことがないと言うと、それを聞いた人は例外なく”嘘でしょ?!”と小馬鹿にするのだが*1、”そこまで大袈裟に驚くことか?!”と僕の方が逆に驚いてやりたくなる。ゴダールって一体なんなんですか?!

という、まあド偏見の持ち主であるmigimeなのだが、ちょっと前にたまたまユーロで観たエリック・ロメールが、素直に、素直には認めたくない気持ちはいまだ燻っているのだけれども…、面白かったと言ったら面白かったようなぁ〜、面白くなかったと言ったら面白くなかったようなぁ〜(悪あがき!)、まあそんな感じだったわけで、それに奇しくもこのタイミングで心の友であるM子が何の前触れもなく突然こんなことを言い出したんだ、「素直になんでも吸収する面がないとダメだよ」って。この一言は僕にとってカミナリが直撃したかのような衝撃だったなぁ。結局観てみりゃなんでも面白いってことだよね。


つーわけで、どんなフランス映画を観たらモテるかさっぱりわからないmigimeはとりあえずヴェーラのアキムコレクションにでも通ってみようかなと思い始めている。通うというのは大袈裟だが、気になるものだけでもね。今回の中では『昼顔』だけしか観たことないし。
でもなんだかんだ言って、migimeは若い頃、”カトリーヌ・ドヌーヴー!”と言ってチンピクさせてたときがあって、ほんとは『哀しみのトリスターナ』とか好きなのよ。フランス映画は本当に観ないのだけど、『忘れられた人々』 『小間使の日記』 『エル』 『黄金時代』 『アンダルシアの犬』 『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』 『欲望のあいまいな対象』 『銀河』と、メキシコ時代のものもあるけれどブニュエルだけはちょっとだけ観てたりする。トンガリキッズですみません!

ちなみに外国女って全然プイタじゃないんだが、ドヌーヴさんと並んでこれまた何故かシルヴァーナ・マンガーノだけは昔「オナネタとしてのマンガーノ」って日記を書いたぐらい好き。『ベニスに死す』 『家族の肖像』 『ルートヴィヒ』 『アポロンの地獄』 『デカメロンと観たけれど、でもやっぱりなんと言ってもシルヴァーナ・マンガーノの気品と猥褻が混淆した『テオレマ』が一番!アラフォーぐらいのシルヴァーナ最高!アレマテオレマ!


『テオレマ』といえばテレンス・スタンプ(抱かれてもいい)、テレンス・スタンプといえば『悪魔の首飾り』 『唇からナイフ』そして『コレクター』なのだが、なんでも先日関西でテレンス・スタンプの声を岸田森が吹き替えた『コレクター』が放映されたそうで(超ヤベー!)、ものすごーく観たいんですが、どなたか録画した人(しかもチョメってくれる人)とかっていないでしょうか…?

*1:でもまあ先日初めてゴダールとか別に観なくてもいいよと言われたが