2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 現代娼婦濡れ場考

先日オーディトリウムで行われた曽根中生特集で、『続・レスビアンの世界 愛撫』を初めて観たが、濡れ場に関して『実録白川和子 裸の履歴書』を想起させる場面があり、ハッとした。 女実業家(水乃麻希)と主婦(言問季里子)がホテルでレズるシーンで、なん…

 『現代娼婦考 制服の下のうずき』における作劇または心理過程の考察

『現代娼婦考 制服の下のうずき』(1974/曽根中生)は開巻が最も重要な気がする。 このアバンタイトルをどう見るかで、映画の、物語の捉え方がまず最初に大きく変わってくるからだ。 少し説明すると、日活マークの直後に現れるアバンタイトルは、ハイコント…