2007-01-01から1年間の記事一覧
先日はシネマヴェーラ渋谷に『ビューティ・ペア 真っ赤な青春』を観に行ったのだが(内田勝正とブラック・ペアと黒人女が良かった。「悪」「魔」だぜ?!)、それはともかく、チラシの解説によると、内藤誠は「本当はミゼットプロレスを撮れると思っていた」…
ただいまシネマヴェーラ渋谷で開催中の「妄執、異形の人々2」、自分ではあまり通ってる気がしてなくて、もっと行きたい…みたいな焦燥感が今尚あるのだけど、チラシを見ながら9月をふりかえると、9月12日に『結婚の夜』と『銭ゲバ』を鑑賞、続いて13日に『蛇…
の部分は、身内に怒られたので消しました(笑)。 (中略) まあ、別にその腹いせというわけでもないし、仕方なしにというわけでもないが、15日はポレポレ東中野の沖島勲オールナイトに行き、沖島勲と足立正生の漫談を聞き、若松孝二の『性の放浪』と『性犯…
昨日はシネマヴェーラ渋谷に行って『銭ゲバ』と『結婚の夜』を観て来た。「妄執、異形の人々2」極私的初日。この日のお目当ては『結婚の夜』だったが、せっかくなので『銭ゲバ』も観る。 『銭ゲバ』といえば、監督は和田嘉訓。以前、この謎の監督・和田嘉訓…
去年と今年の金沢映画祭や、シネマヴェーラ渋谷での特集上映など、ここ数年の鈴木則文の持ち上げられ方、人気には少しキチガイじみたものを感じる。というのは、その人々の熱狂を尻目に自分はそのどちらにも全く行けなかったという僻みも多分にあるのだけれ…
7月7日は一角座・大和屋竺特集の初日で、僕はこの日、原チャだと思った以上に早くて、開場の一時間半前に着いてしまったのだけど、が、守衛のアホにまだ入れられないと門前払いを喰らわされた経験を持つ。 と、そんな逆恨みはともかくとして、初めて観た『愛…
男の子は女親に似るってのはホントなんじゃないかと思う。 この逆も然りなのか?もしも生まれてきた子が女の子で、僕とそっくりだったら可哀想なので、子供は作らない方向で。と、なんだか話しが先走っているけれど、いまだ結婚の予定さえないことは言うまで…
「坊主刈りで−彼はプロの坊主だけど−額に光りがあり、眼はロンパリで、童顔で、八重歯で、ほんとうにアホみたいによだれをたらしながら、地上の邪念から解き放たれて踊る上杉清文の姿は、さながら地に立つ巨大な白痴である」(平岡正明) 「株式会社天象儀館…
思えば僕が初めてチェブラーシカを観たのは何年だったかなぁ、とにかく本邦初公開のときに旧ユーロスペースで観たのでした。そのときの上映ではまだ「こんにちはチェブラーシカ」1969、「ピオネールに入りたい」1971、「チェブラーシカと怪盗おばあさん」197…
「復活 花弁のしずく」 http://www18.ocn.ne.jp/~kamiya/index.html とにかく見てよー!!!!!と声を大にして言いたい。まだ生まれたてのほやほやだけど、すでにもう物凄く、これからますます怪物になってく要素は十分備えている。まず中川梨絵の題字が超…
ベートーベン交響曲第5番に翻弄され犯される女の身悶え それはその実、”運命”なる色棒をあやつる指揮者の戦慄に等しい! 試みに長谷部安春監督の『襲う!!』の”冒頭切り裂き惹句”というか、そんなつもりで惹句もどきを書いてみたのだけど、難しいですね…。 …
障子に、女の影と、殺人者のシルエット。ナイフ、下腹部に刺しこまれる。まだ無音。ナイフ、ひきぬかれ、風のような長い悲鳴と、血を吹き出している女の影。 鮮血、障子にふりかかる。女、絶命、首垂る。 障子、典雅に開き、僧形の荒戸源次郎、黙礼して口上…
『濡れ牡丹 五悪人暴行編』のDVD。ジャケのド真ん中にいる女は真湖道代。だけど主演は”唖のクロ”という殺し屋をやった、言わずと知れた大和屋”笠”。出演や脚本はもちろんのこと、演出にもいちいち口を出し、出演者のオーディションにも隠れて立ち会ったとい…
7/21の一角座のトークショーは正直ヒジョーに悔しい思いをした。まあ僕はこの日に行った同志のZさんに具体的なトーク内容をいくつか教えてもらったのだけど、ほとんど未知の映画である大和屋竺1958年のデビュー作『一・〇五二』、確かにこの20分の白黒映画が…
大阪は十三の第七藝術劇場にて、特集『性と愛のフーガ 田中登の世界』が8月10日(金)まで開催中。今回一番の目玉はなんと言っても田中登監督のデビュー作『花弁のしずく』!!!長らく上映プリントがなく、ロマンポルノファンのみならず、様々な方面で幻と…
一角座の大和屋竺特集、たった今「好評につき『愛欲の罠』追加上映!!!」という情報を読み、キョウキ。いやあカサネガサネ目出度いことだが、というか、それにともなうトークゲストがヤバイ。 8/18 (土)荒戸源次郎・上野昂志 8/25(土)上杉清文・上野昂…
きんたまのにぎりかた*1、たまには丸尾末広の話でもしようかなんて、まあ、たまにはと言うか、いつもしてるんだが、わたくしと言えば丸尾、丸尾と言えばわたくしなので、今日も丸尾末広の話を書き殴ってやるか。と思ったら、日記を書く前からいきなり躓く。…
カテゴリの「MFM」というのは「マイ・フェイバリット・ムービー」の略である。英語辞典の「MFM」にこのような略は載っていないが、今勝手に作った。ようは書くことも特にないので、極私的偏愛映画を気紛れに紹介するというゆるゆるのコーナー。記念すべき(…
昨日は中野タコシェの丸尾末広展に行った。まあ「展」と言うには、私が知る限り、展示物が過去最低のあまりにしょぼい内容なので(非売品の原画は過去に見たものばかり。目新しい展示は、実質色紙と短冊しかない)、よっぽどの信者以外は別に行かんでもよろ…
今日は上野にトーク見に行くつもりだったが、行けなくなってしまった。予想だと今日は、『STAR KIDS』*1の監督でも、鳥博士でも、唖のクロでも、入定の定助でも…まあ何でもいいんだけど、この人の『一・〇五二』(1958年/脚本:ぐるっ八のあの人)の話題が出…
はてなダイアリーをやり始めてから、今日で日記をつけた日数7日目。ちょうど一週間。はてなダイアリーの仕組みもなんとなくわかり始めてきた。ほぼ毎日「大和屋竺」という単語を書いてしまってるせいで、そのキーワードから飛んで来る人が一番多い、と言っ…
「映画をめぐる怠惰な日常」さんを拝読していたら、そこに『愛欲の罠』のポスターを買ったとあってちょっと羨ましかった。別に便乗日記を書こうというのではなく、元々やろうと思っていたのだが(言えば言うほど言い訳がましい、のでもうやめる)、今夏は一…
以前アンチ丸尾末広系サイトの管理人をやっていた手前、こちら方面の話しも一応ぶっておかなければならん、というわけのわからぬ強迫観念がいまだに残っているので、今日は丸尾漫画映画化についての独断と偏見の四方山話。 いらん前置きを付けてしまったが、…
『吸血死美人彫り』1961 監督:大西秀明、製作:ニュー東映(京都撮影所)、脚本:高田宏治、撮影:鈴木重平、音楽:松野国照、出演:山城新伍、尾上鯉之助、品川隆二、扇町景子、水木淳子、上田寛、香川良介、徳大寺伸、明石潮、笹みゆき、泉春子… 天地がさかさま…
大西秀明といっても”やってる!やってる!”のジミーちゃんのことではなく、東映の映画監督。こんなの(http://www.jmdb.ne.jp/person/p0253860.htm)撮ってるらしいが一本も観たことがない。 『にっぽん脚本家クロニクル』の掛札昌裕のインタビュー、これを…
”マル得俳優”とは一体何か? 某所で芹明香について書かれた文章を引用させてもらいながら説明すると、つまり、「ちょい役でも彼女が出てる映画を観ると、ちょっと得した気分になる」、そのような俳優のことを、僕は”マル得俳優”と呼んでいる。もちろん人によ…
台風はどこに行った?東京はもうすでに雨あがった。蒸し暑い。これなら一角座も原チャで行ける、と思ったが原チャの調子が悪いこと忘れていた、しかも今日は行きつけのバイク屋は定休日なのだ。なので上野までの電車の乗り継ぎをネットで調べつつ、さきほど…
さて、「朝日のようにさわやかに」といえば一角座、一角座といえば、今日からついに『毛の生えた拳銃』の登場である。このチャンスを逃すとこれから先もう二度と観られないかも知れないらしいので、私は行く、皆も行くべし!と、皆(ミナ)といえば、こんな…