ロマポ俳優列伝(仮)〜塚田末人篇

えーと…ですねぇ、ぼかぁ、『レイプ25時/暴姦』(1977年)っていうレイプ映画が大好きなんですが、そのなかに塚田末人っていう役者(上のDVDジャケの青年)が出てくるんですが、この塚田末人、キネ旬の俳優事典にも載ってなく、<日本映画データベース>や<goo映画>などのデータベースで検索しても出演作はたったこれ一本きりでほとんど謎の俳優だったんですが、先日ふとリンク元を辿っていたら、チャーリーカンパニーというお笑いコンビの日高てんと同一人物だということにぶち当たり驚きました。初めて知ったのですが、え?こんなの日本の常識ですか…?


残念ながらチャーリーカンパニー(「チャリカン」と略すらしい)のコントは観たことないけれど、確かに顔がまんま…


チャーリーカンパニーのプロフィール
http://www.parknorth.jp/charly-pro.html


数年前に東映チャンネルで大宮敏充の「デン助」シリーズを放映していたのが記憶に新しいが、なんでも塚田末人はその昭和浅草のコメディアン大宮デン助率いる「デン助劇団」の出身、デン助最後の弟子だったらしい。「デン助劇団」は1973年に解散していて、その後の塚田末人といえば、1974年から75年にかけて日活初のテレビ時代劇「大江戸捜査網」や東宝の「太陽にほえろ!」に本名の「塚田末人」名義で出演、1975年には「日高てん」として日高のぼるチャーリーカンパニーを結成している。そして映画初出演(?)となる1977年の『レイプ25時/暴姦』で石山雄大演じる赤ジャケのレイプ魔に憧れる青年を演じることになるのだが、一体どういう経緯でいわばお笑い芸人の日高てん(塚田末人)を準主役に起用したのか、しようと思ったのか、嗚呼!牧ひとみのことと一緒にこないだ長谷部監督に聴くべきだった!つーか、チャリカンはまだ現役なので、彼らの舞台に行く人は『レイプ25時/暴姦』のDVDにサインでも貰うとき、出演に到った経緯や思い出話、エピソードなど聴いといてくださいな(他力本願)。つーか、浅草東洋館で出待ちしようかなぁ。
にしても以前『レイプ25時/暴姦』について触れたとき、塚田末人のことを青年、青年と繰り返し書いたのだが、塚田末人このとき31歳、青年というよりもう軽くおっさん入ってる年齢やんか!
それと塚田末人を見るたびに某映画のトーベン・ビレを思い出してしまうのはここだけの話です。